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真っ黒ソロカルSS。29話直後予想。
じぇらしー。きっとこうなったに違いありません(笑)激短
2番目ですか?
パリが、赤く染まる。
窓から入る夕日に照らされた二人も、その例外ではない。
「最高の気分だ…再会の握手を…してもらえるかな??」
そう言って差し出された右手に、ソロモンは驚愕の言葉を口にする。
最後に会った時には義手だったその手が、そうなってから30年たった今、体温あるものへと戻っていた。
そのことへの驚愕はあったけれど、それ以上に、ソロモンは気になることがあった。
「カール」
差し出された手を、とる。それは確かに、硬く冷たいかつてのものとは違う、本物の手。
ソロモンにそれを確認させたことで上機嫌なのか、カールは笑みを深くした。
その瞬間。
ぎりぎりぎりぎりぎり…………。
「!?」
ソロモンが、カールの手を全力で締め上げるようにきつく握った。
不自然に朗らかな微笑みを浮かべて。カールは驚いて手を振り払おうとするが、ソロモンはそれを許さなかった。
「ソロモ……」
「僕より先に兄さんに会いに行ったんですね?」
唖然として(というか驚きと呆れで)答えないカールの手を、ソロモンは骨が折れる直前ほどの力で締め上げる。
「…そうなんですよね?」
「ああ、そうだ!いいから早く放せ!!」
「嫌です」
ソロモンの目がすっ、と細められる。
――笑ってない。
カールがそう思った時、ソロモンは口元に凶悪な笑みを浮かべた。
「僕がどれほど君を待っていたかわかっていますか……??」
連絡も全くよこさずに。
こんなに長い間。
「それなのに、君は僕に会う前に兄さんに会いにいったと…??」
「それは…っ!!」
「…ふふふふふふ…」
カールが声を上げようとすれば、恐ろしい含み笑いがこだまする。
「……カール。僕は今、ここ数十年の中で一番怒ってます」
左手をカールの肩にやりながら、
「わかりますかこの意味?」と、ソロモンはカールの耳元で囁いた。
「……わからないとは言わせませんよ」
ソロモンに耳を舐め上げられて、カールは身を震わせる。
そうやってほんの一瞬、力が抜けたカールを、ソロモンは机に押し倒した。
派手な音がした後、振動でインク瓶が落ちて床に中身が撒き散らされるが、ソロモンはそれには構わず、カールの顔を覗きこむ。
「待て!説明させ…」
「いりませんよカール。いくら言い訳をしても事実は変わりませんから」
そう言ってカールの顎を掴んで、
「お仕置きを始めましょうか」
ソロモンは深くカールに口付けた。
地平線ぎりぎりまで沈んだ太陽に照らされて、部屋は真っ赤に染まっていた。
END
嫉妬嫉妬…!
戻る
2006/04/29
じぇらしー。きっとこうなったに違いありません(笑)激短
2番目ですか?
パリが、赤く染まる。
窓から入る夕日に照らされた二人も、その例外ではない。
「最高の気分だ…再会の握手を…してもらえるかな??」
そう言って差し出された右手に、ソロモンは驚愕の言葉を口にする。
最後に会った時には義手だったその手が、そうなってから30年たった今、体温あるものへと戻っていた。
そのことへの驚愕はあったけれど、それ以上に、ソロモンは気になることがあった。
「カール」
差し出された手を、とる。それは確かに、硬く冷たいかつてのものとは違う、本物の手。
ソロモンにそれを確認させたことで上機嫌なのか、カールは笑みを深くした。
その瞬間。
ぎりぎりぎりぎりぎり…………。
「!?」
ソロモンが、カールの手を全力で締め上げるようにきつく握った。
不自然に朗らかな微笑みを浮かべて。カールは驚いて手を振り払おうとするが、ソロモンはそれを許さなかった。
「ソロモ……」
「僕より先に兄さんに会いに行ったんですね?」
唖然として(というか驚きと呆れで)答えないカールの手を、ソロモンは骨が折れる直前ほどの力で締め上げる。
「…そうなんですよね?」
「ああ、そうだ!いいから早く放せ!!」
「嫌です」
ソロモンの目がすっ、と細められる。
――笑ってない。
カールがそう思った時、ソロモンは口元に凶悪な笑みを浮かべた。
「僕がどれほど君を待っていたかわかっていますか……??」
連絡も全くよこさずに。
こんなに長い間。
「それなのに、君は僕に会う前に兄さんに会いにいったと…??」
「それは…っ!!」
「…ふふふふふふ…」
カールが声を上げようとすれば、恐ろしい含み笑いがこだまする。
「……カール。僕は今、ここ数十年の中で一番怒ってます」
左手をカールの肩にやりながら、
「わかりますかこの意味?」と、ソロモンはカールの耳元で囁いた。
「……わからないとは言わせませんよ」
ソロモンに耳を舐め上げられて、カールは身を震わせる。
そうやってほんの一瞬、力が抜けたカールを、ソロモンは机に押し倒した。
派手な音がした後、振動でインク瓶が落ちて床に中身が撒き散らされるが、ソロモンはそれには構わず、カールの顔を覗きこむ。
「待て!説明させ…」
「いりませんよカール。いくら言い訳をしても事実は変わりませんから」
そう言ってカールの顎を掴んで、
「お仕置きを始めましょうか」
ソロモンは深くカールに口付けた。
地平線ぎりぎりまで沈んだ太陽に照らされて、部屋は真っ赤に染まっていた。
END
嫉妬嫉妬…!
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2006/04/29
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